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【2021新作時計】セイコー「プレザージュ ポルコ・ロッソエディション」

日本の美意識を体現するセイコーのプレザージュより、スタジオジブリ作品「紅の豚」とのコラボレーションモデルが2型が発売される。どちらも琺瑯ダイアルを採用。



スタジオジブリ作品「紅の豚」にインスピレーションを受けた限定モデル2機種を6月19日より国内、海外で順次発売する。限定数量はそれぞれSARR00(手前)が500本で、SARK017(奥)が600本。


日本の真摯なモノ作り
 セイコープレザージュとスタジオジブリが持つ共通の考え方である「日本の真摯なモノ作り」という考え方に基づいたコラボレーションモデルが2機種、2021年6月19日より国内、海外で順次発売となる。ロレックス サブマリーナ現代的な日本の芸術表現のひとつとして海外からも広く認められるアニメ文化。そのきっかけとなったと言っても過言ではないスタジオジブリの作品群は現在も世界中から熱烈なファンに支持されている。

 スタジオジブリは高橋勲、宮崎駿両監督のアニメーション映画制作を目的として、株式会社徳間書店の子会社として1985年6月に活動を開始した。創造性、独自の世界観、独特のビジュアルと物語性はアニメーションファンのみならず、幅広い年齢層に受け入れられている。その代表作品のひとつである「紅の豚」(1992年公開)はスタジオジブリがそれまで発表してきた作品に比べて、より大人の層を意識した作りとなっていることは誰もが感じたはずだ。主人公のポルコ・ロッソ(紅の豚)が空賊を相手に賞金稼ぎをする姿を描いた飛行ロマンが漂う名作だ。



セイコー「プレザージュ ポルコ・ロッソエディション」Ref.SARK017
メカニカルモデルでは3時位置にサボイアS-21尾翼の「R」マークが配されている。自動巻き(Cal.8R48)。34石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約45時間。SS(直径42mm、厚さ14.9mm)。10気圧防水。世界限定600本。40万円(税別)。
 本作品のコンセプトとして「人生の哀感や苦みも織り込んだ大人のためのアニメーション映画」という表現がトレーラー内でされているが、全編を通じて舞台となるアドリア海の美しい風景とポルコが操縦する飛行艇サボイアS-21、流れるBGM、ビジュアルの情景に至るまで漂う雰囲気は切ない思い出や、心に抱える哀しみを持つ大人だからこそ琴線に触れるものだろう。

プロペラをイメージして特別に作られた秒針
 ダイアルは飛行艇のコックピット表示パネルがインスピレーション源だ。視認性の高い時分針やアラビア数字、緻密な目盛りを採用している。プロペラをイメージして作られた秒針はこのモデルのために特別に作られたもので世界観を忠実に再現している。ダイアルから感じられる温かみのある美しさは琺瑯職人の横澤満氏の監修のもと作られている。

スプリングドライブモデルとは



セイコー「プレザージュ ポルコ・ロッソエディション」Ref.SARR005
スプリングドライブ(Cal.5R65)。30石。パワーリザーブ約72時間。SS(直径42mm、厚さ13.1mm)。10気圧防水。世界限定500本。57万円(税別)。
 機械式時計と同様に、ゼンマイの解ける力を動力源としながら、ICと水晶振動子により正確に制度を制御するセイコー独自の画期的な駆動機構。温度変化や衝撃・振動など外部環境の影響をほぼ受けない安定した時間制度、さらに流れるように滑らかな秒針の動き(スイープ運針)が特徴だ。スプリングドライブはクォーツ時計の長所である高精度と、機械式時計が持つ長所である大きなトルク、ふたつの長所を併せ持った駆動方法といえる。このスプリングドライブの完成までにはセイコーは20年以上かかったという。